整骨院での忘れられない交流

整骨院での忘れられない交流

私が19歳で浪人生だったときのある朝、予備校に行く途中、駅の階段を急いで1段飛ばしで下りていたら、躓いてしまいました。

痛みはあまりなく、立ち上がってすぐに駅のホームへ走りました。予備校には間に合いましたが、午後からしだいに左足が腫れて、靴の中に足がうまくおさまないほどでした。

これは大変だと思い、夕方に授業が終わった後、家の近所の整骨院に行くことにしました。

整骨院に行くのは人生で初めてでしたが、足を踏み入れると、イメージ通り、老人の患者がほとんどでした。

医者も年配の方かと思っていましたが、30代前半くらいの、顔も体格もクマに似ていて、優しい雰囲気の人でした。

その医師による診察を受けたところ、幸い骨は折れておらず、捻挫でした。

こうして、この日から私の通院生活が始まりました。

整骨院では、患部に電気を使ったマッサージを20分くらいして、マッサージ機でマッサージを受けてから、診察という流れでした。

院内が狭かったことが体だけでなく、心の距離も近くさせたのか、よく他の患者さんが私に話しかけてきました。

地域のお年寄りと交流する機会などそれまで全くなかったので、とても新鮮でした。

私の他愛もない、好きなタレントの話や予備校での授業の話を面白がって聞いてくれて嬉しかった思い出があります。

クマに似た先生も話をするのが好きで、私の中学はどこだったか、部活は何をやっていたかなど私の生い立ちをほとんど話した気がします。

予備校で勉強漬けの毎日を送っていた私にとって、整骨院での交流は気持ちをリフレッシュさせてくれて、受験勉強のことを忘れさせてくれる、安らぎの時間でした。

2か月近く通いましたが、その間、先生や患者さんが私を元気づけてくれたことをとても感謝していますし、良い整骨院に出会えてよかったと心から思います。

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